kotodama処 彌彌告

占いは確実な運命を伝えるのではなく、このままの状態を続けると高い確率で起こり得る未来を伝えるものです。未来の可能性を知ることで悪い運勢を回避し、良い未来を招く行動を起こすきっかけを得ることができると考えます。

また占いは未来を予測するだけのツールではなく、過去においての課題であったり、乗り越えなければならない問題点も指摘してくれます。これらはすべて、一度しかない人生を「より豊かに充実した実感のあるもの」に変えるためのヒントです。その答えの中には甘いことばかりではなく、時に厳しい指摘もあります。

でも、それを乗り越えなければ「豊か」に近づくことができないのだよと教えてくれるとても貴重な役割を担っていると思います。

占いは、ときにその方が知りたくなかった事実を伝えることがあります。そのとき、結果を素直に受け入れ前向きに行動することは容易ではありません。しかし、受け入れたくない事実を受け止めて解決できたとき、人は成長できると思います。

また、占いは時にわざと質問に対して明確な答えを出してくれないことがあります。それは質問を投げかけた方にあえて課題を与え、答えの無いままにその道に進ませ、その過程での成長を重要視しているからなのかもしれません。

多くの方を鑑定していて、「なるほどそれがこの成長につながるか！」と思うことが多々あります。本当に不思議なツールです。

抱える悩みは人それぞれですが、重く深い悩みほどなかなか近親者には相談はできないものかな？と長年鑑定をしていて思います。

悩みを抱え続けると心の重荷となり、心の病気を発症するケースもあります。
そんな時海外ではカウンセリングが盛んですが、日本では以前よりは身近なものになったもののまだまだ定着していないように感じます。

占いは古くから存在し、悩みを解決するアドバイザーとしての役割を担ってきました。同時に悩みを相談する場所でもあったり心のケアをする役割も担っているのではないでしょうか。

その事を実感するのがお客さまが鑑定室を出る時、「なんだか心が軽くなりました」「すごくすっきりしました」とおっしゃってくれることです。
この瞬間が一番。このお仕事の喜びを感じ感謝できる時です。